恒例の、桂米二師匠の東京の会。

今回は、母と母のご友人と3人で。場所は、深川江戸資料館。
実は、東京での昼席は、初めて伺いました。

最寄駅は、「清澄白河駅」 深川丼のお店が多い。
なんか、静かで素敵な街並みです。

桂二乗「ろくろ首」

久しぶりの東京での会、二乗くん登場らしい。
愛弟子でも、なかなか東京の機会はねえ。

マクラで自分が「噺家」であることをプライベートで言いたくない
らしいが、結構「関西地元の乗り」で言うらしい。
そして、毎回「謎かけ」を「強要」させられるとか(笑)

本編は、二乗くんの明るさが出ていて楽しい高座。
師匠は、厳しいが、どんどん成長しているようで楽しみである。

桂米二 「田楽喰い」

「イエロー」の派手な着物で登場(笑)
3月の震災の時に、東京に「劇団四季」のミュージカルを見に来ていて
「美女と野獣」を観ていて揺れてそのまま公演中止に。
今回の落語会は、観られなくなったリベンジ(笑)
4日~7日まで、東京におるそうな。落語会はついでかな?(笑)
なんて、いいながら「たっぷり」と落語もやってくれました。

「田楽喰い」は「ん廻し」と言った方が解りやすいかな。
前半部は『寄合酒』、後半部は『田楽喰い』の名で独立して演じられることも多く
特に前者は代々の桂春団治の口演で知られる。
また、「田楽喰い」は米朝師の「十八番」である。

銭をもたない連中が集まり、何とか「酒」にありつこうと言う流れは「寄合酒」と
同じ。こちらは「「運」がつくように、「ん」がつく言葉を一つ言うごとに
田楽をもらうと言う、たわいない噺。
でも、「ん」を引き出す言葉の遊びの中に楽しさがある。
「じゅげむ」や「饅頭こわい」もそうだが、こういう「軽い」噺を上方は
大事に扱って、「噺」を作りこむ。「正統派」米二の真骨頂である。

桂団朝 「宗論」

マクラで、高校生の頃、問題児で「一筆」書いて校長に出していた自分が
今は、校長から「落語会」に来て欲しいと「丁重な手紙」を頂く立場に。
米朝の弟子になってよかった。米朝のお弟子さんとしては歳が下の方である。
団朝という名前は「体格」が大きいからだとか(笑)

上方版の「宗論」は初めて聴いたような。
でも、あまり「江戸」と変わらないよね。全編楽しく
ダイナミックに(笑)聴かせてもらった。

桂米二 「宿屋仇」

師匠着物を着替えて登場。実はプログラムだと、師匠が2席連続であったが
せっかく「三枚」の「着物」を持ってきているので披露をと。
ここらも、師匠らしい「演出」である。「少し濃い目の緑」が素敵。

この噺も「米朝」「枝雀」と、この一門が得意としている噺。
場所柄から、「日本橋宿屋仇」とも言うらしい。
高槻藩の重役で小柳彦九郎となる設定も、やはり「上方版」
私は、大阪の場所を熟知しているので、そこらを想像しながら聴くのもまた
楽しみのひとつである。

「宿屋の仇討」を含め、この噺もいろいろな人のを聴いているが師匠は変に
オーバーな演出がなく、淡々と演じていながら、味がある。
やはり「米朝」版に近いのだよなあ。

お仲入り

桂米二 「崇徳院」

三枚目の「着物」は少し「グレー系」の渋い色。
これも、似合うねえ。

今の世の中では「恋わずらい」なんてないんだろうなあ。
この噺も「米朝」「枝雀」が得意としている「噺」

元々は上方から江戸に伝えられた噺で、神社も上方は
「高津神社」で演じられる。今は面影もあまりないが
昔はここらは「高台」で「大阪」を一望できたらしい。

私も、何度か「高津神社」に行ったことがあるが確かに高台である。
「桂文枝」師が「落語会」をよくやっていたらしく、師の碑があります。

全編、いい時代の、いい人が出てくる噺で、まして「正統派」の
師匠が演じるわけで、悪いはずなく、気持ちよく聴かせてももらいました。
そして、若旦那の品のよさ、熊さんの「懸命さ」と「おっちよこちょい」
の加減など、楽しく。今日の「締め」にぴったりでした。

終了後は、母と母の友人と私で「人形町」で反省会。
「お店」があまり開いてなくて、お目当ての「店」がことごとく
「休み」であり、あまりおいしくない店でした。
そのことのみ、残念でありました(苦笑)

Secret

TrackBackURL
→http://hitorigoto25.blog22.fc2.com/tb.php/505-f92b7c63