昨日夜拝見しました。2004年度「NHKアーカイブス」の放送の「超時空二人会」の再放送。

たまたま、「ワールドカップ」を見ようと番組表を見ていたら見つけた。ラッキー!!! 内容は以下。

(以下NHKより)

NHKアーカイブスでは初めて落語をとりあげる。主人公は2年前に亡くなった人間国宝・五代目柳家小さん師匠と、孫で真打ちの柳家花緑さん。番組前半は落語界初の試み「小さん・花緑 超時空二人会」、そして後半は小さん師匠の往年の名演「笠碁」をお届けする。

■柳家小さん・花緑 超時空二人会
 8月1日、埼玉県川口市SKIPシティ内映像ホールにて収録
■「笠碁」 柳家小さん
 日本の話芸 1992年4月10日放送より

【内容】

■ 柳家小さん・花緑 超時空二人会
  

 落語であって、「落語」でない???。
2年前に亡くなった人間国宝・五代目柳家小さんと、孫の柳家花緑が、時を超え、空間を超えて、型破りの二人会を開催する。
NHKアーカイブスには、1968年から2002年まで、小さんの落語とインタビューが約160番組保存されている。時代を経てもなお新しさと面白さを感じさせるこれらのアーカイブ映像を最大限に活用、小さんの芸を継承し、落語界の若手ホープである真打・花緑との競演を実現させた。
内容は、小さん(VTR)と花緑(ライブ)による漫才仕様の超時空落語、熊さん八っつあんを二人で演じる演劇型落語、あるいは、アーカイブス音声を利用したあの世とこの世の対談・・・など。祖父と孫、師匠と弟子という絆で結ばれた二人のストーリーを織り交ぜながら提示する、新しいアーカイブス番組としての試みである。
※小さん・花緑の二人会は、8月1日、埼玉県川口市SKIPシティ内映像ホールにて収録

(演目)
・師弟リレー落語「狸の札」
前半を小さん(VTR)、後半を花緑(ライブ)でリレーする
・超時空落語「二人旅」
兄貴:小さん(VTR)、弟分:花緑(ライブ)
二人で役を分けて演じる。小さんのVTRを流しながら、ライブで花緑がタイミングを合わせ、かけあい。
・演劇型落語「粗忽長屋」
八五郎:小さん(VTR)、熊公&世話人:花緑(VTR)
二人で役を分けて演じる。VTR編集で構成。
・対談「あの世からこんにちは!?小さん、今を語る?」
小さんのインタビュー番組を利用して、対談。脚本は、柳家花緑。

■ 「笠碁」 柳家小さん
   (日本の話芸 1992年4月10日放送より)

これからは、私のまとめ。

「狸の札」リレー落語から始まる。

小さん十八番の 「うどん屋」「強情灸」「にらみ返し」「試し酒」の映像も出てきました。

「粗忽長屋」は、花緑自ら、解説。
小さんにとって欠かせない演目である。
わざとらしさのない、そして浮いていない演出・語り口どれをとっても小さんならではの噺。

「死んでるよ」この語り口、まさに真剣にそそっかしさを表現している(花緑談)
「倒れちゃったそうで」 ⇒ここまで、だれさせないで持ってこれない、私には無理(花緑談)

小さんは、自然体の語り口と言われるが、花緑曰く「ていねいな口調」であったそうだ。
噺の中で、 間が 三分の一 残り三分の二が噺 私なんかしゃべり倒してしまいます(花緑談)

計算をしながら、自然にしゃべっているのである。
噺の強弱でも、先に声色から入らない。演者の気持ちから入っていく。
粗忽者がチャーミングに見えてくる(花緑談)

花緑自身の、「葛藤」についても語っている。

前座名「九太郎」としてデビュー 18歳で、小緑(二つ目)そして、22歳で31人を飛び越し真打昇進。
小さんの「七光り」と揶揄され、18歳から25歳という、一番感受性が強い時期につらい思いをしたと思う。
しかし、小さんの孫であることから逃げていたこの時期とは違い、今はそれも個性として受けいれている
とのことだ。時が解決してくれたのであろう。
(1996年に小さんが病に倒れリハビリ、孫として自然におじいちゃんと向き合う時期もよかったのでは)

そして、小さんの死後、花緑は補助輪が取れたことを感じながら噺に向かっていったそうだ。

対談「あの世からこんにちわ」の狸の小さんの置物も可愛かった。

「二人旅」もなかなか。 ふたりのコラボレーション楽しかった。

「笠碁」は、NHKの映像から、いいところを花緑が選して「6人の笠碁」を

77歳⇒64歳⇒69歳⇒72歳⇒73歳⇒69歳⇒67歳⇒73歳 と演じる
まさに「SUPER笠碁」であった。
(ここは、当初の「日本の和芸」から変わったのでは)

花緑の以下の言葉に感動した。

小さんの落語をどう受け継いでいくか。 「芸は一代」
心意気を受け継いでいきたい。

がんばってくださいね。

最後に目白の小さんのなじみの「おすしや」さんで。
いつか、きっとおじいちゃんの席に座れるような落語家さんになってください。
(なかなか、遠慮して隣の席にしか座れないでしょうけどね)

花緑の「笠碁」 楽しみにしています。

いい番組でした。
  

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