平成29年9月下席より

・桂三木男 改メ 五代目 桂三木助

・柳亭こみち

・古今亭志ん八 改メ 二代目 古今亭志ん五

この3名が、真打に昇進する。
志ん五がついに復活する。感慨深い。

志ん五といえば、私が40歳のころから、寄席通いを始めたときの「アイドル」

二ツ目時代から、一度聴いたら忘れない与太郎像を確立して「与太郎の志ん三」と言われた。
『らくごin六本木』(フジテレビ、高田文夫プロデュース、俳優座劇場公録)でも、小遊三と一緒に売れまくっていたね。
形相から『ドラキュラ』とも言われていたね。

体力を消耗する与太郎芸が次第に少なくなり
『井戸の茶碗』『柳田格之進』『浜野矩隨』人情噺もよかったねえ。

志ん五の「錦の袈裟」「蜘蛛駕籠」 最高です!!!

私は、志ん五になってからであるが、師匠やおかみさんとも「懇意」にして頂き大変うれしかった。
町屋での「告別式」にも、ひとりで参列した。

志ん八くんも、2ツ目の時から見ていた。一番、志ん五が心配していた弟子。
でも、一番、志ん五に「芸風」が似ている。
楽しみだ。絶対、寄席の、襲名披露興行に行くぞ!!!

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こみちは、 柳亭燕路のお弟子さん。
私は、女性の噺家さんの中では、「江戸の匂い」を感じさせることができる方だと
思う。期待しています。

三木男の三木助については、語る気にもなれません。以上。


今年は初めての「寄席」

やっぱり池袋演芸場へ行かんとね。

以下、演目一部感想

春風亭柳朝 「洒落小町」
最近あまり、演る人がいないような。元は上方落語「口合小町」
桂文治作。

柳朝は、やっぱり「華」があるね。好きな「噺家」さんのひとり。
間の取り方も良い。

橘家半蔵 「代書屋」
圓蔵師の2番目のお弟子さん。雰囲気は圓蔵師に似ているが
肝心の「落語」は残念ながらイマイチ。演目も「ニン」ではない。

漫才 にゃん子 金魚
いやあ、汗かくほど笑った。金魚ちゃんの仕込みの「バナナ」
「仕事ですから!!」

古今亭志ん弥 「初音の鼓」
彦六師がよく演じていたらしいが、私は聴いたことがない。
志ん弥師は、地味だけど、昔の風情がある「噺家さん」で好きである。

柳家小さん 「長屋の花見」
なんか、しんきくさいところが妙に「小さん」にあっていて「ニン」な噺だと
思う。小さんもこの「枯れ方」で落語家を続けていくんだろうね。

お仲入り

古今亭文菊  「湯屋番」
いやあ、すばらしかった。「若旦那」を演じさせたらこの人が一番。
所作もきれいだし、さすが「海老蔵」 また、独演会に行きたくなった。

橘家園太郎 「粗忽の釘」 (序)
この人の、声と、スピード感が大好き。
先に演った文菊を「あいつはバカですね」と
でも、あなたも「バカ」だよ。
二人とも、ほんとの「落語バカ」です((笑)
最高の褒め言葉ですよ!!!

古今亭菊之丞  「愛宕山」
たいこもちのネタはこの人の「ニン」
見事に、上方と江戸のいいところをうまく「調和」させて
全篇を演じていました。

やっぱり、池袋演芸場の「雰囲気」最高ですね。
病みつきになりそうです(笑)

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夢空間が、主催の落語会。

あまりいかないけど、今回はご一緒する方がおり行ってみた。

結果としては、めずらしく落ち着いたいい「落語会」であった。

三遊亭兼好 「黄金の大黒」

この人の落語はスピード感があって楽しい。
だけど、一言いわせて頂くと、せわしなくて「落ち着き」に欠ける感がある。
もう少しゆっくり話してもいいのではと思う。

柳家喬太郎 「次郎長三国志 小政立身出世伝」

まずは、自分が主演の「映画」の話。

スプリング・ハズ・カム
http://springhascome.xyz/
ちょっと、見てみたい気がするね。

落語「本編」
喬太郎の落語は、時に「当たりはずれ」が大きいと思う。
気持ちがのらないとだめな人だよね。
「錦木検校」のような、立身出世伝的な話は意外と得意なので
今回の「小政」の話は「ニン」であった。

お中入り

春風亭百栄 「鼻ほしい」

マクラで、寄席で、マクラを聴いて、演目を書く人をいじる噺。
なかなか、意地悪で噺を変えて、間違えさせるというネタ。結構おもしろい。

鼻ほしい。ほとんど最近聴かない噺。でも百栄のキャラが活きていてよかった。
意外と、この噺家さんが好きです。

柳亭市馬  「二番煎じ」

この人の落語を面白くないという人も多いが、私は「市馬擁護派」として敢えて言う。
こういう「まっすぐな落語」があってもいいではないか。
「しし鍋」と酒が無性に飲みたくなる。
冬の夜の「番」の情景もよく演じている。

「まっすぐな落語」大好きである。

夢空間企画の落語にしては、ゆったりした雰囲気でとてもよかった。

反省会は「ヒルズダイニング」にて。

無題




居残り会の皆様に誘われて、はじめての関内ホールでの小満んの会。

いやあ、楽しかったです。こじんまりとした会でしたが小満んが好きな方たちが集まって
いてとてもいい会でした。

千早ふる

へんな「演出」はなく、正統派の「柳家」の「千早ふる」でした。
でも、そこは「造詣」のある師匠ですから百人一首の「話」も取り入れて
しっとりとまとめてくれました。

姫かたり

初めて聴きました。
お恥ずかしいですが。
歳の市でにぎわっている、浅草観音の境内。
「市やまけた、市やまけた。しめか飾りかだいだいか」
この売り声が、落語のオチへと続いていく。

「医者負けた。医者負けた。姫かかたりか。」

先生思わず「大胆な…」

要は、金もちの医者先生をだます「狂言」なのだが
やはり、昔の時代背景を思い浮かべないと難しいかなあ。
いやな、世の中「粋」がなくなってきたよね。

主な演者として、5代目古今亭志ん生や3代目三遊亭金馬
小満んの洒脱さにぴったりの「噺」でした。

質屋倉

上方落語の傑作。
「質屋ばけもの話」
円生は大阪に行った時、文團治に移してもらったそうだ。

上方話も、小満んの手にかかると、なんかとても「しゃれた」噺に聴こえてくる。

ほんと、素敵な噺家さんですね。

反省会は常磐町の「団欒」にて。うまかった!!!
写真はSさんのを拝借「のどぐろ」
私の画像は容量が大きすぎるので((笑)

小生の下手な落語「阿武松」までご披露!!!

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ついに、志ん五が復活する!!!

(以下スポーツ報知より)

9月に真打ちに昇進する落語家・古今亭志ん八(41)が14日、TBSラジオ「話話話芸(わーわーわげい)」(土曜・後5時15分)に出演し、2代目・古今亭志ん五を襲名することを発表した。

 志ん八は2003年に初代・志ん五に入門し、06年に二つ目に昇進。志ん五が10年に亡くなった後は、志ん橋門下に移籍していた。番組で、今秋に真打ちに昇進することを報告した志ん八は「名前が変わるんです。師匠が天国に行ってこの前7回忌だったんですが、師匠の名前を継ぐんです。古今亭志ん五です。“8”から3引かれて“5”になります」と説明した。

 志ん八はブログでも襲名を報告、「師匠の背中は大きくて、噺家としての生き方やニオイを教わりました。去年、7回忌を終えたばかりで、ファンも沢山いらっしゃる中、志ん五を継いでも良いものか悩みました。現在の師匠の志ん橋が『新しい志ん五をお前がつくっていく了見でいなさい』と背中を押してくれて決断しました」とコメントしている。


いやあ、うれしいね。志ん八は二ツ目に昇進した時の、日暮里サニーホールでの志ん五の独演会を思いだす。
師匠が一番気にかけていた弟子で会った気がする。


以下、拙のブログ。(志ん五が亡くなった日)

(以下2010年9月29日)

突然の訃報でした。
朝、新幹線の中で、友人からメールをもらい知りました。
涙が止まりませんでした。

27日の楽しみにしていた「紀伊国屋寄席」も休演になられて心配しておりました。
27日は何か気持ちがもやもやしてパスしたのですが。(師匠が拝見できないので)

師匠やおかみさんには本当によくして頂きました。
頂いた、手ぬぐい・千社札も宝にしております。

寂しいけれど、師匠のことを忘れずに、今後も落語を応援していきます。

「蜘蛛駕籠」「錦の袈裟」「長短」「柳田格之進」「井戸の茶碗」「ねずみ」「死神」あげればあげるほど
忘れられません。

本当にありがとう。 志ん五師匠!!!!!

4日のお通夜にはひっそりと伺わせてください。 安らかに・・・

与太郎で高座沸かせた志ん五節        合掌



もう、二度と「藤娘」の出囃子は聴けないと思っていました。
志ん八くんは、一番「キャラ」が五師匠に近いと思っていました。

是非、独自の「与太郎」を演じて頂きたいと思います。
9月の「真打披露」楽しみにしております。

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